『床下のほら吹き男』MONO

kleza2009-02-16

作・演出:土田英生、出演:水沼 健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生
亀井妙子(兵庫県立ピッコロ劇団):ぼくもとさきこ(ペンギンプルペイルパイルズ)、松田青子、山岡徳貴子(魚灯)
14日のソワレを見てきました。
前作『なるべく派手な服を着る』がMONO初体験(ぶっちゃけ松田さん目当てで観に行った)で、そのすっとぼけた芝居にすっかりはまり、今回も観に行ってきた(でもまあぶっちゃけ松田さんが出ていたからっての大きいが)。
前作が5人兄弟、いや6人兄弟*1の話だったのに対し、本作は4人姉妹のお話。とはいえ、姉妹間の絆とか家族とはなにか、とかそういう話ではなく、結局すっとぼけた話であり、それが非常に面白かった。
姉妹の家の床下の謎の空間と怪しい男、それに振り回される姉妹とリフォーム会社の男たちの遣り取りがとにかく楽しい。
水沼健演じるほら吹き男の胡散臭さは尋常ではなく、自分がスピードワゴンだったら「こいつはくせえッー!嘘吐きのにおいがプンプンするぜッーーーッ!!」と叫びたくなるほどであった。あれだけの怪しいオーラを振りまける俳優というのはそういないと思う。

*1:そういう話なのだ