ハヤカワ文庫9月の復刊ラッシュ

　本日発売も含む、今月のハヤカワ文庫の復刊ラインナップが個人的にはかなり凄い。SFではフレドリック・ブラウンの名作『天の光はすべて星』*1。スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語』。カート・ヴォネガットのエッセイ『死よりも悪い運命』。

　ミステリでは、冒険小説の傑作であるルシアン・ネイハム『シャドー81』（何度目の復刊だろうか）。個人的にずっと読みたいと思っていた、マーティン・クルーズ・スミス『ゴーリキー・パーク』。密室ものの名作、ジョン・スラデック『見えないグリーン』。ま、これは微妙だけど、アンドリュー・ガーヴ『ヒルダよ眠れ』。

　その他にもアントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』が新訳。おまけに単行本でジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』（こちらは改訳）まで復刊した。

　早速『天の光はすべて星』と『ゴーリキー･パーク』は買い物かごへ。こういう復刊は嬉しいけど、色々と考えてしまったよ。

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)

宇宙飛行士ピルクス物語(上) (ハヤカワ文庫SF)

宇宙飛行士ピルクス物語(下) (ハヤカワ文庫SF)

死よりも悪い運命 (ハヤカワ文庫SF)

シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)

ゴーリキー・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ゴーリキー・パーク 下 (ハヤカワ文庫 NV ス 10-4)

見えないグリーン (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ヒルダよ眠れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)

たったひとつの冴えたやりかた 改訳版

*1:Amazonのマーケットプレイスでは7,000円近い値がついていたが、この復刊で値が落ちるかな