『古本屋の女房』田中栞

 私の読む本の割合としては小説が9割以上なわけだが、なんというかもう少し幅広く読めよ、と自分に言い聞かせたくなり、小説以外で読たくなるような本をちょこちょこと探していた中で見つけた一冊。
 本好きが嵩じて古本屋の女房にまでなってしまった作者が綴る古本屋エッセイ。本好きなら誰もが一度は夢見る古本屋という商売とその生活。安易に考えるほど楽じゃないことはわかっているけど、どこかで憧れずにはいられない。

古本屋の女房

古本屋の女房